ヒトと動物のための革新的な IgY アプリケーションの開発
IRIG の IgY 研究は、人間と動物の健康におけるアプリケーションの範囲を拡大し続けています。生活を改善するために卵黄抗体を使用する方法に関する最先端の研究について学びましょう。
ヒューマンヘルスケア
IgYベースの製品は、さまざまな分野でヘルスケアをサポートできます…
アニマルヘルスケア
家畜の健康とパフォーマンスは、IgY アプリケーションから恩恵を受けることができます...
ペットケア
IRIGは、ペットの健康をサポートするIgYの開発に成功しました...
IgYとは
IgY と受動免疫
母から子への抗体の伝達
哺乳動物では、胎児は出産に十分に発達するまで母親の子宮内で成長します。しかし、新生児は、子宮の外に存在する細菌、ウイルス、およびその他の病原体から身を守るために必要な免疫システムを欠いています。このため、新生児は母親から移された抗体に依存しています。この出産後の一時的な母親の免疫系への依存を「母子免疫」と呼びます。
ヒトでは、抗体は胎盤を介して出生前の胎児に、また乳汁を介して分娩後の子供に伝達されます。他の哺乳動物の抗体は、母乳を通じて母から子に移されます。
鳥類の母子免疫
哺乳類の子孫を保護するのと同じ母子免疫システムは鳥類にも存在しますが、本質的に胎盤やミルクに依存することはできません (鳥類にはそのどちらもないため)。鳥類の解決策は、卵、特に卵黄に母親の抗体をストックすることです。このように、ひよこが卵から成長するとき、すでに母親から受け継いだ抗体を持っており、外部の病原体から身を守っています。
鳥類の母子免疫を利用した受動免疫
動物が体内でワクチン抗原等を認識して免疫抗体を得るのを「能動免疫」といいます。これに対し、外部から抗体を介して獲得される免疫を「受動免疫」と呼びます。受動免疫の一例は、鶏卵抗体(IgY)をヒトまたは家畜に与えることです。ニワトリが人間または家畜の病原体にさらされると、これらの病原体に対する抗体が生成され、ニワトリの卵黄に蓄積されます。これらの鶏卵抗体は、感染を予防し、ヒトと家畜の両方で病原体を排除するための受動免疫を提供するために使用できます。